22. 錆びたハートの磨き方!

22. 錆びたハートの磨き方!

前職を退職してからしばらく、次の仕事が見つからず、切羽詰まっていた。
その後、携帯の販売の仕事には就いたが、「自分が何をしたいか」さえ、わからないでいた。

堀口さんは僕の話を聞いて、気付いたことを言った。
「物事をネガティブに考えすぎです。潜在意識がいつもクリーンになっていれば、
やりたいことも見つかりますよ」

これまで、「自分がやりたいこと」は、自己分析をしたり、適職診断をすれば見つかると思っていた。しかし、堀口さんの考えは違っていて、「ネガティブな気持ちをなくして潜在意識がクリーンになれば、やりたいことが見つかる」ということだった。今まで考えもしなかったこの方法は、まさに目から鱗だった。
その頃の僕は、「やらなければならないこと」に振り回され、好きなことや楽しいことに目を向ける余裕がなくなっていた。

「好きなこと、やってて楽しいことってなんですか?」

「何でしょう…すぐ出てきません」

「あー、ハートが錆びついてますねー」

「は?」

「ハートが錆びついているから、仕事でも、好きなことが通り過ぎていってしまっているんですよ」
(「ハートが錆びついている」か…すごいこと言うな。でも、確かにそうかも…)

僕は、好きなことを見つけなくてはいけないと思っていた。しかし、「ハートが錆びついている」から、好きなことでさえ、感じられていなかったのだ。

「自分のハート磨きのためにやってみてください」
そういって、堀口さんは、具体的に指令を出した。
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★今日のいいこと、今日の感謝を毎日ノートに書いていく習慣をもつ。
★毎日、人を褒める
★生活そのものを楽しくする。
★気分のいい場所に行きまくる。
★自分居場所を快適にする。
★本はBOOK OFFにもっていく。
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そのときから、意識して「気分がいいこと」を積極的に生活の中に取り込んでいくようになった。
部屋の中ではアロマを焚いている。いつの間にかものすごい量の香りが集まってしまった(男子なのに…)。

だんだんと、気持ちが前向きになってきて、堀口さんが言っていたように、やりたいことが見えてきた!
僕は今の仕事で1位をとることを目標にした。

「やはり『1番』を意識し始めると、他の人の数字が気になってしまうんです」

「自分が声をかけたお客さんの決定率を上げればいいんですよ。周りの人との勝ち負けは関係ない。お客さんにはもっと関係ないですよね。決定率が上がれば、自然と結果はついてきますよ」

「なるほど、意識するのは数字ではなくて自分の決定率ですね!」

そうか、他の人は関係ない。自分がどれだけ決定率を上げられるかだけを考えればいいんだ!
「周りの人の数字」と比べるのではなく、「昨日の自分」と比べる。
「周りに勝ったか」ではなく、「自分がどれだけ成長したか」を基準にする。
考え方を変えることができて、目の前のお客さんに集中できるようになった。
実践の繰り返しで、結果がついてくるようになっていた。

「本当に1位になってしまいました」と報告した。
「すごいじゃないですか!やりましたね!」

後日だが、堀口さんも「1位をとった」と聞いたときに「マジかよ!?」って思ったそうだ。正直な人だ。そのとき、堀口さんはめちゃめちゃ喜んでくれ、なんだかとても恥ずかしかったのだが、自分を承認してくれる人がいるというのは本当に大きい。

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