20. 店長の仕事は、気づかせ屋

20. 店長の仕事は、気づかせ屋

寿退社を真剣に考え始めた時に、このまま引き下がって辞めていくのは嫌だ!
寿退社なんだから、華やかに退職していきたい!!! もう自分では、どうしょうもない。どうにかして欲しいという、すがる思いで コーチングを受ける決意をし、90日コーチングを申し込んだ。
お店の数字が、最高に絶不調の時だった。予算に相当縛られていた。

セールスを上げたいと言っている私に堀口さんは、「予算を無視して下さい」と言ったのだ。
私は、相当驚いた。 予算を無視する!?!?
売上げを上げるのに、必死になっているのに、予算を無視!?

予算を無視して、本当に売上げが上がるのか??? 今まで、考えたこともなかった。
度肝をぬかれた感じだった。

堀口さんは、相当驚いた私に言った。
「予算は、お客様に関係ない」
確かに・・・
毎日、お客様のために何ができたのかを考えること。 そうなんだ・・
それでいいんだ。 今日は何ができたか、スタッフに聞く。
できないことは聞かない。 それだけで人は伸びるんだ、と。

王監督と堀口さんの店長時代の話をしてくれた。
監督の仕事は、気づかせ屋だ。いいところを見つけてあげる。
そこを伸ばしていく。そのほうがうまくいったのだと。

私は、スタッフのできていないところを重点に伸ばそうとしていた。
うまくいっていない時は、間逆な面をみるのだと学んだ。

私は、堀口さんに「褒めるのと、認めるの違いはなんですか?」と聞いた。

・褒めるは、結果。
・認めるは、ねぎらい。行動を承認すること。
よくやってくれている。やったことを褒める。挑戦したことに意味があるのだと。

「スタッフに仕事を振って下さい。 ありがとうと言えるきっかけになるから」
堀口さんの口から出る言葉、一言一言が新鮮だった。
よし!さっそく明日から試してみるぞ!

2010年1月1日 元旦
いらっしゃいませー。
「5万円相当の福袋が1万円となっております!」
「人気の福袋、数に限りがございます!」
スタッフ全員で声を出した。

みんなで作ったチャーム、ゴールドのリボンをつけて、
ゴールドのサテン生地の上に並べられた福袋。
チャームがかわいいと笑顔で言ってくれるお客様もいて、
みるみるうちに、福袋が売れてなくなっていった。
PM3時 残り5個! すぐに、営業に電話した。
営業は驚いた声で、「そうか!すごいな」
セール初日、大成功!! 予算+50万。 スタッフ全員で喜んだ。

このブランドに入って3年。
セールの日に福袋が完売した経験は1度もなかったのだ。
福袋がこんなに簡単に売れていった感覚は初めてだった。
お客様の心を掴んだのだった。

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