02. 自分が変われば、世界が変わる

02. 自分が変われば、世界が変わる

「伊勢丹なら売れる」

と自分も会社も誰もが思っている……。当時、私は、勤務するアパレルの会社が、最も期待し、力を入れていきたいという伊勢丹新宿本店へ異動、オープン店長として着任した。その頃の私は「店長はすべてを完璧にできる立場でいなくてはならない」というふうに考えていた。新しい環境、スタッフとの関わり方…、すべて完璧にこなさないといけないと思っていた。何もかも一人で背負いこんでいた。

着任から1年が経っても、セールスが上がらない。そのことに焦りを感じていた。

「このままでは本当にまずい…」とにかくこの状況から抜け出したい!! 変えたい!!

最初の頃のコーチングでは、自信のない自分の話を延々していた。
店長として、結果が出せない自分にすべてが否定的だった。

「どうしたらわかってもらえるか」「相手をどう変えようか」どれだけネガティブだったことか。
「それでいいんですよ」と、コーチはいつも承認してくれた。
「それだけやってきたんですね」というねぎらいもあった。アドバイスや否定はなかった。

店長になってから、結果を出さなければ会社から評価されないし、褒められることもない。
部下が店長をねぎらうことも普通、ありえない。

コーチから私のやってきたことを承認されることで、自分の中で最初の変化があった。
いままでやってきたことを、自分が自分を認めることができるようになっていった。
やってきたことをねぎらってもらうことで、自分が満たされ、少しずつ自信を持てるようになっていった。

コーチングを受けるまでは、自分に足りていないものを補うことが、
自分に自信がつくことだと、ずっと思い込んでいた。でも、そうじゃなかった。

自分を受け入れること、視点を変えること。
ないものにフォーカスするのではなく、あるものを伸ばしていく。
そうすれば、捉え方が変化しはじめていく。
思いこみから「相手をどう変えようか」「どうしたらわかってもらえるか」
外に向けていた矢印が、自分に向けられるようになっていった。

そして、自分が変わることによって、自分の周りの世界を変えた。
「堀口ひとみ」というコーチと出会い、私の視界は劇的に変化していった。

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